ジョアンナ・プーゼット=ダート (* 1947年)
出所
アーティスト・コレクション個人コレクション、作家から直接購入
各パネル内では、平坦な色彩の広い領域が丸みを帯びた形状によって二分され、その外縁は絵画の縁と一致する。これらの上に重ねられた線状の装飾的構造は、パネルの曲線を視覚的に反復(直接的な複製ではなく)させ、内側の描画と外側の形状の間に動的な相互作用を生み出す。 その結果は叙情的でありながら精密で、微妙な変化が複雑な調和を生み出す構図となっている。
『3部変奏曲 第11番』の美しさは、これら3枚のキャンバスにまたがる形態の鏡像的関係、分岐と収束の力学にある。その効果は瞑想的で、建築的でありながら深く個人的な視覚方程式のようだ。

