CYTWOMBLY (1928-2011)

CY TWOMBLY 1928年4月25日、エドウィン・パーカー・トゥオンブリー・ジュニアとしてヴァージニア州レキシントンに生まれる。1948年から1951年まで、ボストン美術館付属美術学校、ワシントン・アンド・リー大学(レキシントン)、アート・スチューデンツ・リーグ(ニューヨーク)で学び、そこでロバート・ラウシェンバーグに出会う。ラウシェンバーグの勧めで、1951年と1952年にノースカロライナ州アッシュビル近郊のブラックマウンテン大学に入学し、フランツ・クライン、ロバート・マザウェル、ベン・シャーンに師事した。

1951年、ニューヨークのクーツ・ギャラリーが彼の最初の個展を開催した。この頃、彼の作品はクラインのモノクロームのジェスチャーによる抽象表現主義やパウル・クレーの子供じみたイメージに影響を受けていた。1952年、リッチモンドのバージニア美術館から助成金を受け、北アフリカ、スペイン、イタリア、フランスを旅した。1953年に帰国後、暗号学者として陸軍に入隊。1955年から1959年まで、ニューヨークとイタリアで活動し、最終的にローマに定住した。この時期、最初の抽象彫刻を制作し始める。形や素材はさまざまだが、常に白い絵具で塗られた作品である。イタリアでは、より大きなスケールで制作を始め、かつての表現主義的な走り書きから距離を置き、詩や神話、古典史からインスピレーションを得て、文字や数字をより文学的に使用する方向へと進んでいった。その後、伝統的な図像学の形式ではなく、隠喩的に読み取ることのできる、さまざまな記号やマークの語彙を生み出し、時には性的な意味合いも含んでいる。

1964年のヴェネチア・ビエンナーレに招待され、作品を展示。1968年、ミルウォーキー・アート・センターで初の回顧展が開催された。その後、チューリッヒ美術館(1987年)、パリ国立近代美術館(1988年)、ニューヨーク近代美術館(1994年)、ミュンヘンのピナコテーク・デア・モデルネ(2006年)、ロンドンのテート・モダン(2008年)、シカゴ美術館(2009年)で大回顧展が開かれ、多くの栄誉を受けた。1995年には、1954年以降の作品を展示するサイ・トゥオンブリー・ギャラリーがヒューストンにオープンした。2011年7月5日、ローマで死去。

(グッゲンハイム美術館)

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