ジェラルド・カーティス・デラノ(1890-1972)

ジェラルド・カーティス・デラノ ジェラルド・カーティス・デラノは幼い頃から絵を描き始めた。ライフ』誌にペンとインクで描いた絵を売り込んだことがきっかけで、ニューベッドフォードにあるスウェイン・フリー・スクール・オブ・デザインの夜間クラスに通った。ニューヨークに移り、アート・スチューデンツ・リーグに入学し、ジョージ・ブリッジマン、エドワード・デュモンド、エドワード・デュファーに師事。また、グランド・セントラル・スクール・オブ・アートにも通い、著名なイラストレーターのハーヴェイ・ダン、ディーン・コーンウェル、N.C.ワイエスの授業を受けた。

デラノは多くの雑誌の表紙を飾り、女性誌のファッションを描き、さまざまなカレンダー会社のために題材を描いた。また、映画漫画のアニメーターにもなった。彼のユーモラスなスケッチは、『ライフ』、『ジャッジ』、『パック』、『パンチ』など、アメリカやヨーロッパの多くの雑誌に掲載された。1919年以降、デラノは何度も西部を訪れ、20代半ばにはニューヨークに居を構え、コスモポリタン、コリアーズ、ウェスタン・ストーリーズの表紙や、サンタフェ鉄道会社のネイティブ・アメリカン・シリーズの挿絵を手がけた。

1936年には、19世紀初頭からの西部開拓の歴史を年代順に綴った『The Story of the West(西部開拓史)』の挿絵を2年間担当することになった。やがてデラノはイラストレーションの仕事から離れ、絵画の道に進む。1947年、デラノはアリゾナ州を旅し、ナバホ族の居留地を訪れた。その後のデラノのキャリアの中で、ナバホの人々、赤い砂岩の渓谷、野生動物の描写が彼の絵画の大半を占めた。

アートワーク

ジェラルド・カーティス・デラノ
ナバホ・キャンプ
パネル上のオイル
23 1/2 x 29 1/2 in.
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