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インド

 
馬と行列12世紀幅:23インチ(58.42cm(58.42 cm)
出所
プライベート コレクション
ヘザージェームズファインアート、パーム砂漠
これは中世のインド寺院にあった王族の行列の場面である。 中央の騎馬は、王族であることを示す装飾の施された兜(冠)をかぶっている。 彼は左右に2人の仲間を従えており、2人とも敬意を表して彼の方を向いている。 騎手たちの背後のフリーズには、大勢の支持者が行列を見守っている。 彫師は、従者たちを主要人物の背後の棚に配置し、これらの副次的な人物を小さくすることで、奥行き感を表現している。 この技法は、たとえば古典的なグレコローマン絵画のフリーズのような洗練されたものではないが、馬や中心人物をボリュームたっぷりに描くための空間を確保しつつ、奥行きと遠近感を実現している。 加えて、馬の鞍や馬具、騎手のブーツや鎧のレギンスに施された細部の細工に、この彫刻家は特別な技巧を発揮している。
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